環境への取り組み

環境に優しいストーブの普及を目指して

私たちdldが薪ストーブの輸入販売を始めて30年。 当時、輸入薪ストーブは、別荘などで一部の人達が楽しんでいる、というイメージが強く、一般的な家庭での導入はまだまだ多くありませんでした。 今でこそ新築やリフォームの際に薪ストーブを、と導入される方が増えてきましたが、薪ストーブの普及率はというといまだ一割に満たないという現状です。一方、薪ストーブのふるさと、アメリカやヨーロッパでは、かなり高い普及率を誇っています。 それには、バイオマス(再生可能)エネルギーとしての薪の普及活動に加え、環境政策として制定された薪ストーブの性能や排煙の基準も一役買っているのです。

アメリカやヨーロッパの厳しい排煙基準

昔から欧米では薪暖炉やストーブのあるライフスタイルが定着しており、石油や石炭のような化石エネルギーが台頭する中でも、各家庭で薪や木炭を燃やすと言うのは一般的でした。ところが、経済が成長し、産業が発達する中で、大気汚染が問題になってくると、薪ストーブや暖炉の煙もまた、大気汚染の原因となってきたのです。当時の薪ストーブや暖炉は、煙がほぼそのまま排出される単純な構造で、さらに熱効率もよくないものが多く、その煙の中には公害の原因となる微粒子が含まれていました。その事態を重く受け止めた行政は、薪ストーブや暖炉の排煙規制を制定します。メーカー側もこの厳しい基準をクリアするべく、様々な研究を重ね、現在のような触媒式・クリーンバーン式の薪ストーブが生まれたのです。 現在アメリカではEPA(アメリカ環境保護庁)、ヨーロッパではEUや各国によるそれぞれの機関が、薪ストーブの性能に関する厳しい規格を制定しています。今日ではその基準をクリアすることが、メーカーにとって、薪ストーブを販売するうえで非常に重要な意味を持っています。例えば、アメリカEPAの排煙基準は1時間あたり、7g以下。煙は主に水蒸気、ススなどの微粒子からできていますが、この人体に有害とされる微粒子の量が、一時間あたりに何g排出されるかを計測します。7g以下という数字は、二次燃焼システムを完備し、優れた燃焼効率を備えていなければ達成できない数字です。

バイオマスエネルギーとしての薪の利用促進

皆様はバイオマスエネルギーという言葉をご存知でしょうか。 最近よく耳にするようになったこのエネルギーは、量に限りある化石エネルギー(石油、石炭、天然ガスなど)の代替エネルギーとして注目されています。バイオマスという言葉は、bio(-生物)という言葉に、まとまった量を表すmasという単語を合成された造語です。 このバイオマスエネルギーは、燃焼させエネルギー利用を行った場合、CO2が発生しますが、そのCO2は植物が成長するときに吸収したものですので、cycle二酸化炭素の量は±0になるという、「カーボンニュートラル」という特性を持っています。現在、環境に負荷をかけないエネルギーとしてさまざまなバイオマスエネルギーが登場していますが、中でも「薪」は最も昔から使われている「木質バイオマスエネルギー」です。薪は伐採・玉切り・薪割りとシンプルに生産することができるため、ペレット等と比べ加工に二次的なエネルギーを必要としません。この「薪」の持つエネルギーを、最大限に利用できるのが薪ストーブ。家全体を暖めることもできる薪ストーブは、1台でエコカーの持つ省エネ能力の5台分の効果があると言われています。

間伐材の利用促進の試み

dldでは現在、薪の生産・供給において、地域の間伐材、特に針葉樹を薪として利用する取り組みを行っています。 それが、『dld薪宅配サービス』。私たちが目指しているのは、

  • 放置されている間伐林の利用促進による森林の活性化
  • 衰退している林業の活性化
  • 薪の「地産地消」を目指し、輸送に関わるCO2の削減

そしてもちろん、お客様に気軽に安心して薪ストーブをお使い頂けるよう、質の高いサービスを目指しております。 現在、長野県・山梨県全域試みているシステムは、 2012年度「長野県ふるさとの森林づくり賞 信州の木利用促進の部」長野県知事賞を受賞。 また国内外から、年間約50件の自治体からの視察を受け入れており、非常に注目を集めています。 私たちの取り組みをもっとお知りになりたい方は、こちら(薪の宅配サービス)をご覧下さい。

(株)ディーエルディー
代表取締役 三ツ井 陽一郎
バイオエネルギー事業部 農学博士 木平 英一

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