失敗しないための注意点
薪ストーブ選びやプランニング、
薪ストーブ生活で失敗しないために、
どんなことが必要でしょうか。
失敗その1 「危険!」
一番大切な「安全性」。薪ストーブは火を扱うものですから、安全面には最大限注意を払う必要があります。薪ストーブを設置する床や壁、煙突まわりには耐熱処理や安全なクリアランス(離隔距離)を確保することが必須です。また、煙突も必要に応じて断熱煙突を使い、安全かつ効率良く煙を排出するプランニングをしましょう。専門の知識がないまま、安易にホームセンターなどの安価な煙突を設置することは大変危険です。安全は安さには変えられません。必ず薪ストーブ専門店にご相談ください。
失敗その2 「暖かくない!」
安価でも効率の悪いストーブを設置するのはもちろんのこと、初めてのストーブ選びでもご案内したとおり、部屋や住宅の大きさに薪ストーブの暖房能力が見合っていない場合に、このようなことが起こります。近年ネット通販などで薪ストーブが気軽に手に入るようになりましたが、カタログのスペックだけでは本当に自分に合った薪ストーブなのか、判断が難しい場合があります。家の断熱の程度や構造も含め、薪ストーブを選ぶことが大切です。
失敗その3 「うまく燃えない!」
念願の薪ストーブを設置したのはいいけれど、うまく火がつかない、煙が逆流してくるなどのトラブルも起こりがちです。
原因として、①煙突プランが良くない ②薪の状態が良くない ③着火方法が良くないの3点が挙げられます。
- ①煙突プランが良くない
- 煙突プランが良くない例として、煙突が短すぎたり、無理に煙突を横方向に伸ばしたりなど、うまくドラフト(上昇気流)が起きにくい構造になっている場合があります。この場合は、十分な高さまで煙突を延長したり、排煙にできるだけ負荷がかからないよう煙突プランを修正することが必要です。
- ②薪の状態が良くない
- 薪が十分に乾燥していないと着火性が悪く、また煙突にススやタールが大量に付着する原因となります。必ず薪は十分に乾燥させたものをシーズン早めに準備することが大切です。忘れちゃいけない薪の調達をご覧ください
- ③着火方法が良くない
- 薪ストーブは気候や大気の状態により、ドラフト(上昇気流)が起こりにくい状態になると、煙が室内に逆流しやすくなります。そのため、トップローディングと呼ばれる着火法で速やかに煙突付近の温度を上げ、ドラフトを起こしやすくする着火方法がおすすめです。
- プロが教える!正しい薪ストーブの焚き方
失敗その4 「ご近所トラブル!」
薪ストーブを使用するにあたり、最も深刻なトラブルがご近所トラブルです。煙の臭いがご近所に流れることで、不快な思いをしたり人間関係にもヒビが入ってしまうことがあります。まずは、まわりの住宅に煙が流れていかないよう煙突を正しく設置すること。煙突の長さが足りない、煙の排出がスムーズでないプランでは下方に煙が流れやすいので注意が必要です。また、乾燥していない薪も臭いの原因となります。必ず十分乾燥した薪を使いましょう。煙は薪ストーブの着火時に出やすいため、着火方法で軽減できることがあります。トップローディングの方法だと比較的煙の出る時間が短時間で済みます。着火のタイミングを、なるべく人が外に出ない時間にしてみるのも良いでしょう。
安心の施工保証
dldでは、薪ストーブユーザーの方が安全に、快適に薪ストーブをお使いいただくために、製品保証はもちろん、施工保証をしております。
万が一トラブルがあった時、安心な施工保証。詳しくは「安心の保証体制」をご覧ください。